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英語専門個人塾で約20年間多くの学生達を指導してきて思う色々なこと
大学共通テスト試行
大学共通テストの試行調査が行われました。 ご存知のように、共通テストは現在の高校1年生がセンター試験に変わって受ける試験です。 内容は日常生活の事象を数学的に或は科学的に思考させる問題です。 従来のように詰め込みだけでは対処できない問題内容で深い思考が必要となります。 現高校1年生以降はこうした問題に早い段階から対処しては行くでしょうが、それでも高校3年時に過去問題のない中、新傾向問題に取り組む時間がかなり必要となるでしょう。

それを考えると、現高校1年生以降の学生は英語のような深い思考のない教科はますます早い段階で仕上げることが必要になると感じています。 今後英検などの外部試験が付加され負担が増すだけになおさら前倒して学習すべきです。  英語の様な積み上げに時間のかかる教科はこれまで以上に前倒し、深い思考を要する教科に十分時間をまわせるよう長期的に計画すべきと考えています。  高校2年終了時までに英語は受験できる段階まで仕上げるべきと改めて強く感じている次第です。  

スピーキングの始まり
外部委託試験導入に伴い、スピーキングが今後求められるようになりました。 英会話ではなく自分の意見を理論立てて即座に述べねばなりません。  意見を述べるレベルまで実力を上げるのは至難の業です。  そこに到達するべく段階を踏んだ指導が求められるでしょう。

そこでまず小学生のクラスでは習った英文を使い英作をしてもらいます。 What did you do this morning? I got up at seven o'clock.  I had breakfast.  ・・・・  等と書きます。 そしてそれを暗記するほど音読させスピーチとして仕上げます。  意見でなく、先ずは事実を述べることから開始です。  先週 疑問詞を学習し終えた小学生にテレビレポーターになってもらいました。 私が女優です。  女優にレポートするつもりで色々聞いてみよう!という取り組みをしました。" How old are you? " と聞いてもいいのかな???と心配そうに言ったので、「若い女優になったつもりで解答するから何でもいいわよ”」と安心させました。 そしてかわいいテレビレポーターは若い女優さんに様々な質問を上手にすることができました。

紙面上で単語、文法を習得し、英文を読むことは小学上級生では大切なことですが、これだけでは英語を体得はできません。自分の日記を書き、それを何度も音読しスピーチ十して仕上げる。或は上記のようにレポーターになったつもりで英語を使って初めて英語を自分のものにできると思います。 今はまだ事実を述べるだけですが、将来は自分の意見をとうとうと述べることができるようになると信じています。
授業全てが英語の学生達
英語塾RISEに通塾の学生の中には、学校の英語授業がすべて英語で行われている学生が数名います。  英語を読む・話す・書くのにそれほど苦痛はないが、なんだかはっきりとわからない、或は大学受験の文法が不安であるとの理由で通塾開始されました。  英語文法解説も英語で行われるうえに、問題量もすくないので明確には分からないとのことでした。 そこで日本語で解説を行いかなり問題量を解いてもらいます。 そうすると、「綿あめの中に芯が入ったみたい。」と表現する学生がいました。  面白い表現ですが要を得た表現なのかもしれません。 ぼわーと分かっていたものがわかった!そうです。 又ぼんやり何かな?と思っていた事が解決してすっきりしたとも言っていました。  英文解釈をさせると時々小さな個所で間違いはありますが、怖がらずに書く力、話す力は特に素晴らしいものがあります。  今後英語の指導方法がかわるにつれ、このような学生が増えるのだろうと感じているところです。 単なる語学ですからこれが本当なのかもしれません。
慣れだけの英検合格は止めよう!
毎年英検3級保持者が数名入塾しますが、全く文法ができないのにただただ驚くばかりです。 これで英検3級合格??? 単語も全く書けません・・・・・   中学の初めは英語を自信を持って始めたのに、学校の成績がとれないのに驚いて途中から入塾される場合がほとんどで、Be動詞と一般動詞の違いから解説する始末です。  確かに英検5級・4級・3級はよくわからなくても何度も問題を解き慣れるだけで合格は可能です。   小学生時は 「~ちゃんがとったから・・」と焦る気持ちも理解できますが、ある所で全く先に進まなくなります。  そのような学生を何と多く見てきたことでしょう。  残念ながらこのような場合、準2級 或は2級で挫折する確立が非常に高いです。 一方初めは進みが遅くても着々と地固めしてきた学生は、結局は早めに上位級に合格します。  中高生は準1級を持って初めて価値があり、その他は単にその過程に過ぎません。  焦らず着実に実力を付け、その結果高得点で合格を取ることを切に願います。  
新しい Writing ・ Speaking の流れ
英検3級以上に付加された英作文は自分の意見を書く形式となっています。 英検2級の英作に関して前回のブログで既に書きましたが80字~100字で自分の主張を述べるものでした。 一方、TEAP の英作は与えられた長文を読み、それを70字の英語で要約する問題と、英文を読み、200字でその内容を要約し其の上で自分の意見を述べる問題です。 いずれの英作も親世代の日本語を英語に転換する英作とは大きく異なることはお分かり頂けると思います。 採点方法も単に文法・表現の間違いを減点で採点する過去のものと異なり、意見を明確に論理展開できているかなどが主に問われることとなります。

又、Speakingに関しては、英検の場合与えられた絵を解説するなどの面談が主ですが、TEAPになると問題4題あり面談時間が10分もあります。 1つの問題では"There should be more security cameras in public places." Do you agree with this statement? Why or not?  (公共の場に監視カメラをもっと設置すべきである。 という意見にあなたは賛成しますかしませんか。 またなぜですか?) と英語で聞かれ、30秒考えた後に1分で意見を述べねばなりません。 更に "Should advertising for tobacco and alcohol products be banned?" (タバコや酒製品の広告は禁止さえるべきですか?)  と英語で聞かれ自分の意見を述べる試験内容もあります。 英検・TEAP共にディベイトができる学生を求めていることがよくわかります。
 
英語で自分の意見を論理立てて明確に述べるようになるまでにはかなりの時間がかかります。 単に英会話教室で外人と会話が上手に話せるのとは大きく異なります。  センター試験に替わる共通試験の英語問題はどういう問題なのか?国立大学・私立大学独自の試験がどのように変化して行くのか? どの英語外部委託試験が採択されるか等 不明確な点が多々ありますが、上記の様な一つの流れが他の試験内容にも大きな影響を与える可能性が大きいと考えてよいでしょう。 更に、上記実力養成には時間がかかるということを現小学校5年生以下のご父母様には特にお分かりいただきたいと強く思っています。