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英語専門個人塾で約20年間多くの学生達を指導してきて思う色々なこと
英語教材、BIRDLAND
この連休中は、今春より入塾した生徒(中学1年生)がBirdland Junior English 1の教材であり、この教科書1年生用,2年生用を読み、色々と検討してみました。
麻布中学が昨年の新入生よりProgressからBirdlandに切り替えた・と聞いていましたが、ProgressやTreasureと同様、高度化しています。
英語の修得で大事な4つの要素<聞く><言う><読む><書く>の内、先ず<聞く>並びに<言う>を重点に置いている。そして著者らは生きた英語をリピート&リピートで身に付けさせようと親近感のある例(野球のイチロー選手)で表現したり、日常的な生活環境の例も多い。
この観点からすれば教材として伝統のあるProgressに近いが、内容は最近のテーマが多い。
しかし、旧版のProgressと同様にLesson1から高度であり、初めて英語を学ぶ学生に分かりやすく導入するには、指導者にかなりの力量を必要とします。

一方、文法の方はJunior English3(中学3年生用)で高校分野まで含まれているため、ProgressやTreasureと遜色はない。
但し、Treasureは発行母体が進学塾のZ会であり大学入試を目標にしているため、文法解説は各Lessonで整理されている。Birdlandは巻末に纏めて記述されており、本教科書が<聞く><話す>を重点に置き、英語に慣れてから文法で補強する・と言った教材です。

是非、教材に添付されているCDを毎日、数分でも良いから確実にリスニングし、習慣付けして欲しいものです。

いずれにしてもこれらの教材は初期段階(中学1年生)から各Lessonを確実に身に着けないとあっという間に落ちこぼれる危険性のある教材といえます。
従って、教える方も1工夫も2工夫も必要でその力量が問われる教材でもあります。
    ( 英語塾 RISE  塾長 Mrs.RISE)